あきさんの異常な提案

ダイバーシティのある生活を提案する人のダイバーシティの無い提案。

BiS2 ~ビッスンDJコンテストを、ただのラジオ好きが聞いて点数まで付けてみた~

見出しに最後に紹介された合計点数。

本文は、トーク概要と私の感想。

ちなみに点数は、4人の審査員が25点満点で評価。

 

第6位 41点:コショージメグミ

 さっそくですがお便りを頂いている。東京都にお住まいの藤咲彩音さんから。

 鼻をつままれるのが嫌。起こされる時に鼻をつままれるけどどうですか?

 あと1分あるよ、どうしよう?

 お父さんと一緒に聞いていると言ったらレスポンスがあった。3分たった!コショージメグミでした!!

  まず、藤咲彩音さん=コショージさんと同居しているでんぱ組のピンキーさんから、どうやらマジLINEを貰ったらしい。

 そのLINEを紹介するまでが長い。スリムクラブ並にゆったりとトークが進む。いや進んでない。本来だったらリスナーの耳に届かないレベルの音源。

 2人が15点以上を付けたのに、残りが5点、3点。

 

第5位 62点:プー・ルイ 

 1ami9の出だしを真似て「土曜日の夜2時30分を回りました。ラジオの前のあなたのアイドル、プー・ルイです」でスタート。

 BiSの4番はユフーウイカのエースラインだから緊張。

 最近はアイドル現場に出ていて何をしていたかを学んでいた。やっぱアイドルはレスっしょ!とドロシーさんを見ていて思った。

 WEARアプリでレスをしてみた。それで「レス(ピー)してみたんですよ」

 愛ちゃんからレスが来たんですよ!本当に公式のマークが着いていて、JOJO広重さんとノンちゃんと食事している時に来て、JOJOさんがトイレに行っている間に泣いちゃって。そんな愛ちゃんへの恩返しに'14の歌を流していました。

 ラジオの出だしの王道である近況報告。ここでレスが大事だと思うエピソードを1本張って、それとは別の近況報告をレスというゴールに結びつけていく優れた構成力のある3分間トーク。

 構成力に頼るあまりそれぞれのエピソードが弱まる事も無く、1つ目のドロシーさんを見てレスの重要性を語っていて、これだけでもアイドルのラジオだったら十分良い事を聞けたなって思うし、聞いているタイミングとか、ドロシーさんとかから、「ああ、あの日なんだな。」って推測させる言い回しが上手い。

 2つ目のWEARで高まったトークは、自分が高橋愛好きであるという、1つ目は自分がレスを出す側だったのが、自分がレスを受ける側になったパターンを引っ張っていて、立場が違う所から似た事象を引っ張るので広がりを感じる。

 JOJOさんも巻き込んで、凄い感動して泣いちゃったというオチとか、このあたりになるにしたがって、早口になるあたりを含めて完璧。ただ福田Pの総評にも有るように、放送で使えない「レスホームレス」という放送コードによって、福田Pが0点を付けるというオチ。

 しかし、それ以外の3人が20点以上を付ける実力を魅せつける。

 

第4位 70点:ヒラノノゾミ 

 DJノゾミの番外編。フジファブリックの銀河を聞いて欲しいとしてかける。PVが格好いい。この後サビと言いながら、サビが来ない。

 2つ目にThe SALOVERSのディタラトゥエンティ。フジファブリックの茜色の夕日をカバーしているバンドですよ。古舘くんに会いたかったよー

  常に音楽が流れていて、それを聞かせたいというFMチックな展開。

 2曲目に選んだThe SALOVERSのフジファブリックとのエピソードなんかは本当にFMっぽさ全開だなーと。

 後は好き!好き!っていう方面じゃなくて、フジファブリック・The SALOVERSのエピソードをそれぞれの曲中に1回入れられたらもっと評価は上がったかなぁと。

 他のメンバーがアクが強い中、可愛らしさとFMっぽさが同居していて、昼の職場にかけても大丈夫な安心感。

 

第3位 71点:ファーストサマーウイカ 

 日本一低い山天保山の麓から半径50mのコミュニティFM。3,4名のリスナーで支えられている。

 お悩み相談。和歌山県の人から。東京出張で鶯谷で出会った20歳年下の(ピー)と(ピー)しているんですが、だんだんお金が高くなるのでどうすればイイですか?に対して、(ピー)してるんだからそんな小さなこと言わないの。というわけでこの歌を聞いてください。 「嘉門達夫の小市民」

  1分半の1コントで勝負。コントが始まる前から軽く下ネタでジャブ。

 半径50mエリア限定で、3,4名のリスナーで支えられていると言っているが、何故か和歌山県の人からメールが。サイマル放送か何かだろうか?

 1コントはおそらく女子校生と援助交際しているというネタなのだろう。1回4万9千って風俗で使うのは結構大変。鶯谷っていう場所と女子校生が結びつかないので、普通にキャバクラの本指名から同伴方面に流れるネタだと思うので、場所を変えると生々しくなるような気がする。高田馬場とか。明大前とか。

 メール内容がぶっ飛んでいる割に、このメールを考えた人の返答として考えると、返しが意外と普通。メールでぶっ飛ぶより、返答でぶっ飛んだほうが評価は高くなると思う。

 プー・ルイさんが0点なら、ウイカさんも0点のはずだけれど、ウイカさん0点で考えると、他3人が23・24・24みたいな高得点で揃う。

 それは多分無いので、21・20・20・10みたいな形じゃないかなぁと。

 

第2位 74点:カミヤサキ 

 ファッションチェックのコーナー。コショージさんからメールが来ていて、「パーカーばっかりになる。汚いと言われてしまう」という質問がある設定。

 パーカーばっかってボーイッシュかな?同じパーカーでも着方を変えればイイ。黒いロンスカと丈の短いパーカーでモードに。汚いってのは、ちゃんと洗濯してください。

 Twitterで、サキさん宛にメールが来た。コミケにはオシャレをしていくのですか?

 オシャレしていきます。コミケは出会いの場で、同人誌を売っている所に男装のレイヤーさんがいるので、ここは綺麗な格好で覚えてもらいたい!ので、あこがれのレイヤーさんに覚えてもらうためにおしゃれしています。

 お時間になったので、最後に一言。「ファッションとは、自分の化身」

 普段アニメのコーナーをしていたので、お洒落な感じにしたいというコメントでシメ。 

  コショージさんからのファッションメール。コミケにはお洒落をしていくのですか?の2本立て。前出のプー・ルイさんのような縦の関連性が薄いものの、トークのテンポが良くて、エピソードをちゃんと詰め込んでいる。

 ファッションでいつもと違う空気を出しながら、BGにキルラキルEDのごめんね、いいコじゃいられない。が流れていてヲタ要素だしてんなーと思ったら、トークテーマの方がヲタに寄るという高度な展開。

 分解していくと構図自体が「パブリックなテーマから、パーソナルなテーマに流れいてく」「BGは自分の趣味」とプー・ルイさんと同じ。同じ構図だとすると、1つ目のテーマと2つ目のテーマを"レス"でつないだプー・ルイさんの構成力が光る。

 サキさんも、1つ目も2つ目もファッション性を高めたいというテーマなのですが、そこの結びつきが弱いのが勿体無いなーと。今回のだったら、「ファッションに興味ない人は興味を持ってくれ」→「私はコミケでもおしゃれします」とか縦の関連性があると素晴らしいと思うんだよなぁ。

 プー・ルイより下だけれども、大差なし。18-20くらいの評価が多かったのかな?

 

第1位 90点:テンテンコ

  一席設けまして。からの落語。舌っ足らずで口が回っていないし、上手ではないものの、BGMが電波歌で新しい落語の聞かせ方。そこから自分の知らない歌が始まる。

 プー・ルイさん以外だと3分フルで喋っているのはテンテンだけ。

 あたらしすぎて何の感想も言えない。これをどうのこうの論じるのは無理。

 全員が20点以上を付け、一人が24点を着いけていた。

 

僕の評価。

 1位:プー・ルイ 22点

 2位:テンテンコ 20点

 3位:カミヤサキ 18点

 4位:ファーストサマーウイカ 17点

 5位:ヒラノノゾミ 15点

 6位:コショージメグミ 10点

 

 基本的には、5点単位で付けてプラマイ1するようなイメージで考えました。

 1番手ののぞ氏は基準の15点。可も無く不可もなく。フジファブリックさんの情報量が多かったらなーと。音楽メインのDJだったらいいけれど、トークメインのDJだともう少し手数が欲しい。

 2番手のサキ様は基準より上だと思ったので20点をベースにそれより少し下。3分で2エピソード用意してきていて、それぞれに関連性は無いもののこのペースで30分持つなら一人喋りで1本成立するなーと。

 3番手のコショージさんは、何も言うことがない。BiSっぽさとか、ビッスンぽさはあるけれども。ただこの状態から30分1クール一人喋りやって成長していったら、それはそれで面白いので期待を込めて10点。

 4番手のプー・ルイさんは流石の一言。失言が1つ入っているものの、3分が1本の流れになって、その流れから枝分かれした2エピソードに加えて、BiSと4番のエピソードを枕にする情報量の多さは圧巻。

 5番手のファーストサマーウイカさんは、前半本当に面白かったのだけれども、他のメンバーが2エピソード持ってくるなか、1人だけ半分曲で潰したところが勿体無いなーと。もう1エピソード聞きたかっただけに残念。

 6番手のテンテンコさんは、ネタ勝利っていう所もありますが、ちゃんと3分しゃべりきっている所とか、深夜2時半だからこそ出来る振り切った挑戦的なネタなど、"アイドルの"を付けず、"ただ単なるラジオ番組として実験的で面白い"という所まで来て、2位に15点以上の差をつける圧勝は凄かった。

 

 聞く前の予想は、◎プー・ルイ、◯ウイカ、▲テンテンだったので、2日目期待組だったのですが、全体を通してみると、サキ様が平均点以上をマークしていたり、期待のウイぽんがボリューム的にちょっと不満が残る結果だったり。

 一番の驚きは、プーさんが福田さんから25点もらっていてもテンテンの方が上っていう完勝した所かなーと。これを受けての、テンテンコの一人ビッスンは、下手したらラジオ史に残る挑戦的な放送になりそうで期待感が高まります!