BiS5 ~BAR hitoribochi~ - あきさんの異常な提案

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テル：いらっしゃい。１ヶ月ぶりかねぇ。

アキ：そう言われれれば。なかなか来れないからなぁ。テルんとこ高いし。

テル：そう言うなって。

アキ：新しい音入れた？

テル：これいいでしょ？Charisma.comだって。

アキ：……。こないだライブで聞いたけど、音源で聞くとリリックがクリアでいいですね。

テル：おおっ、いいでしょー。

アキ：じゃあ、また１枚頼んでおいて。

テル：了解。じゃあ今日はとりあえずどうする？

テル：おい、とりあえず何か軽い

アキ：スピリタス。２杯。両方俺のな。

テル：ああ、いいけど。何か食ってんの？

アキ：一応カップ麺食ってきた。

テル：じゃあ、まあいいか。

アキ：ありがとー。グビッグビッ。かーーっ、キターー。じゃあ帰るわ。

テル：とりあえず話しくらいは聞くぞ。

アキ：いやー。まぁ。

テル：またファーストサマーウイカ大当たりの日のBiSライブ行けてないって話だろ？

アキ：……。

テル：大阪んときも仕事でいけなくなって、福井も風邪引いて。

アキ：まぁな。

テル：落ち込むくらいで普通だから。

アキ：でもさ、なんかあの空間ってのがさ。すげー特殊で大切だって、ライブ行くようになってわかったんだよ。ディスプレイは超えられねぇって。

テル：お前らしくない。もっとIT信じろよ。「人の心は脳に有り、脳は電気信号で動く。我々はすでにPCの一種なのだ」

アキ：懐かしいなぁ。電脳科学。

テル：あれからお前がライブに生きるようになるとはな。ほら、もう１杯飲めよ。

アキ：悪い。大阪とはちっと違うんだよな。福井のライブに凄い意味が有るように思えてさ。

テル：まぁ、ウイカ推しだもんな。

アキ：そう。

テル：生誕上手く行ったらしいな。

アキ：らしいな

テル：喜んだんだろ？そのウイカって娘。

アキ：すごく喜んだらしい。やっぱ、その瞬間の重みなんだよな。ライブアイドルって。結局ターニング・ポイントに居るかどうかなんだよ。その瞬間の思い出の重みっていうかさ。なんていうか。

テル：普通の同級生との恋愛みたいだな。

アキ：だから、やっぱりひとつでも多くの思い出欲しいしなぁ。

テル：思い出ねぇ。

アキ：「明日には忘れてる。」か。

テル：歌がいいなら、BiS以外がいいんじゃないか。ほらっ

アキ：「前しか向かねぇ」か。

テル：バイトから３枚貰ったからな

アキ：なんか、FiNALDANCEをストレートにした感じだな。じゃあ、最後にストレートで。

テル：いつものな。

アキ：ああ、こういう気分は寝ちまうのが一番だ。