あきさんの異常な提案

ダイバーシティのある生活を提案する人のダイバーシティの無い提案。

Before ラノベばっか読んでる童貞

「ラノベばっか読んでる童貞」という破壊力抜群のフレーズが生まれた。

大事なのはラノベじゃないとか、童貞じゃないとかそういうことじゃなくて、

「らのべ」「ばっか」「童貞」の3つが合わさった時に言い表される、言ってみればオルタナティブなモノカルチャー精神に対し、お前らサブカルぶらずにメインストリートに来いよと言っていることだ。

 

Before ラノベばっか読んでる童貞が生まれた日

この単語が生まれる以前から、お手てさんが嫌だなーという気持ち自体はあった。

性格には、人としてのお手てさんではなく、あの人の感覚がPOAROの3人目になりそうな所が嫌いだ。

私の好きなPOAROというのは、あくまでも恋愛に対して一歩引く所から始まってる。恋愛という避けては通れないものを避けれる文化だと思ってた。

言ってみれば、サビ抜きの寿司を食ってる所に、わさびおいしいよ~といってわさびの入った寿司を食わせている。確かにわさびが有るのは合理的に正しいのかもしれないが、われわれはそれをわかった上でサビ抜きを食ってるんだ。

POAROの二人がどっちがわなのかは知らない。しかし、伊福部さんがどちらかに肩入れをするリスクも、鷲崎さんがどちらかに肩入れするリスクもわかってる。そう思った頃から「あと何分」を聞くのを辞めたと思います。

それくらい、僕は本気の恋愛が絡むお笑いが好きじゃない(キス我慢が見れるくらいの分別はありますが)

それでも、お手てさんは面白いと思って尊敬していたのは事実だ。

 

ラノベばっか読んでる童貞が生まれた日

ラノベばっか読んでる童貞が生まれた日。のtogetterがあります。

決して詳しくない人間が細部にわたって偉そうにお笑いを語ることほど無意味なことはないので、簡略すると、

・IPPONGPでは、最強のアイコンとしてバカリズムさんが存在する。"強い"というキャラクターを1席バカリズムに取られているから、他の人は"強い"以外のキャラクターが必要。(唯一"強い"で来れるのはスカウト枠の人だと思います)

・そんな中で"強い"以外のキャラクターを持ちながら強い堀内健さんが居て、ホリケンだから面白い。それでいて強いというのを無視してはいけないという考えが生まれます。

・こういった「大喜利ばっかしてない人に伝わるかどうか」ってアマチュア大喜利でも大切なことだ。という結論になり、それこそ嫁さんだ。で話が終わっています。

 

非言語化言語遊戯

プロがショー・アマチュアが競技という別れ方をするのであれば、相手の面白い答えを出さないという選択肢がある。K-1だって相手の攻撃力をそぐ為にローキックを打っているという解説がまかり通るわけだし、勝利至上主義という中で考えれば、3分後に他の人が面白いことを言う前に、同じモチーフで先につまらないことでいいから言って潰しておく。そういう手段だって普通にあるじゃないか。しかもそれが「◯◯選手、お題の学校について先生というワードをカットしてきましたね」的な言い方をされたら明文化された業になる。

一方では、そういう事はせず、お互いに最高の試合をするという中で、最高の答えが出ることこそ至上である。だから、お題を大切に扱いながら最高の答えを探していく。この辺りはどちらかと言うと羽生さんの本とかに近いのかなーなんて思う。

 

嫁という装置

結局、嫁という「絶対的味方」の存在が故に何やってもいいという根拠になる。もうそこに社会的名誉とかモラルとかそういう他の考えなんて無くて、世界中を敵に回しても私には最愛の妻がいるという自信しか残らない。

その自信を最大限レバレッジかけて他人に嫌われてもいいから面白いことを言えるので、私達のほうが凄いと言っている。最低の考えだ。

しかし、嫁さんに面白いというのはほとんど通じない。というか、嫁さんに通じるような面白いことを面白いと思ってない。エンタの神様でやってるような、フリすらいらないボケを、水戸黄門のような、出てくるだけで分かりやすい敵役を認めたりシない。

 

ラノベばっか読んでる童貞

これとスライドして、お手てさんが童貞を攻撃する。

とにかくお手てさんは童貞を攻撃する。まるで生まれて瞬間からセックスしていたかのように攻撃する。

おそらく「薄っぺらい自分にとって勝てる勝負してないクズ野郎」という意味が含まれていると思うのだが、その場合すべての童貞の前に「ラノベばっかよんでる」を付けなければならないし、そういった行為を野暮だと考える以上、「勝負に負け続けたクズ野郎」も、「薄っぺらい自分(略)」になる。

しかし、尊敬をするような人からの全否定だ。これを読んだ12時01分から、1分後にお弁当を温め、出来上がった弁当を床に叩きつけて弁当箱を壊したのは事実である。ここには怒りしか無い。

 

 

真意なんていうものはもうどうでもいい。

外側に付いているカッターナイフで首を切られたんだ。

 

 

ラノベばっか読んでる童貞だって、伝える相手が居る。

ラノベばっか読んでた時期の自分だって、このラノベがどう面白いのか?というのを伝えるために、ラノベ以外を読むことが有る。

物事をわかりやすく伝えるためのバイパスとして「半沢直樹に手を伸ばしたり、「24」を1シーズンの途中まで見てみたりする。それ以上に「野球・プロレス」の比喩表現として伝え安さってのはある。

しかし、週に1回プロレスをみて、1ヶ月くらいパワプロやって、野球の試合をWBCだけ見て、半沢直樹を見て、24を見たって、それがラノベに集約される以上「ラノベばっか読んでる童貞」なのだ。

 

 

結局良いたいのはただの恋愛至上主義。

恋愛が上手くいかないのは相手に何も伝わっていないから。

相手に伝える能力がない人間というのは下等である。

そのことを考えた上で、おそらく非童貞が童貞を安い値段でライブを開くという行為について考えて欲しい。思うはずだ。2000円払おうという気に。